はじめに
前回の記事では、動画編集を副業として始めるために必要な準備や案件獲得の流れについてご紹介しました。今回はその続編として、実際の編集作業の流れや、初心者がつまずきやすいポイント、注意すべき点を詳しく解説します。
副業で動画編集を始めたい方が、最初の1本を自信を持って納品できるようになることを目指して書いています。
1. 実際の編集フローを理解する

動画編集の基本フローは以下の通りです。
- 素材の受け取りと確認
- データの整理とバックアップ
- 編集(カット・テロップ・BGM挿入)
- 書き出しとチェック
- 納品とフォロー
全体の流れを把握しておくと、各工程での迷いが減ります。
2. 素材の受け取りと整理
まずはクライアントから提供された素材を確認しましょう。映像・音声・画像・台本などに不足がないか確認し、専用フォルダで管理します。
個人情報のチェックも忘れずに
動画内に顔・名前・ナンバーなどの個人情報が含まれていないか確認し、必要に応じてモザイクやカットを入れます。これは信頼関係を築くうえで非常に重要な工程です。
3. データのバックアップは絶対に!
作業前に素材を外付けHDDやクラウドにバックアップしましょう。編集中にパソコンが故障しても、元データがあればリカバリーが可能です。
バックアップの有無が、信頼と実務力の差になります。

4. 編集の具体ステップ
カット編集
無音部分や言い直しなど不要な部分をカット。視聴者の集中力を保つ編集を意識しましょう。
テロップ挿入
強調したいポイントにだけテロップを。文字数や表示時間、色合いを統一することでプロっぽさが出ます。
BGMと効果音
声を邪魔しない音量設定が大切(-20dB程度が目安)。無料のBGMサイトを活用しましょう。
5. 書き出しと納品のポイント
書き出し設定は基本的に「mp4」「H.264」「1080p(フルHD)」で問題ありません。書き出した後は、
- 音ズレや映像乱れがないか
- テロップの誤字がないか
を必ず確認しましょう。
納品はGoogle Driveやギガファイル便を使い、ファイル名を「動画タイトル_日付」など分かりやすくするのがおすすめです。
6. よくあるミスとその防止策
ミス内容 | 防止策 |
---|---|
テロップの誤字脱字 | 最後に声に出して読みながらチェック |
音量のバランスミス | ヘッドホンで視聴しながら確認 |
ファイルの破損 | 書き出し後、必ず再生して確認 |
個人情報の見落とし | 編集前に台本と動画を照らし合わせ |
7. 効率化のためのツール
動画編集をスムーズに進めるために、便利なツールを4つ紹介します。
どれも初心者でも使いやすく、作業の時短やクオリティUPに役立ちます。
🔹 Vrew(無料)
自動字幕挿入ができる人気ツール。
文字起こし機能が便利で、YouTube編集にもよく使われています。
▶︎ 公式サイトはこちら
🔹🔹Canva(無料でもOK・Proは有料)
サムネイルやテロップ画像の作成に最適。
テンプレートが豊富で、デザイン初心者でも簡単に“それっぽい”素材が作れます。
\まずは無料版からでも十分使えます!/
▶︎ Canva公式サイト
🔹 DOVA-SYNDROME
商用利用OKのBGMサイト。
著作権フリーで安心して使える楽曲が豊富です。動画に音を入れるならまずここから。
▶︎ DOVA公式サイト
🔹 Adobe Creative Cloud +学習講座つき【本気でやる人向け】
Premiere ProやAfter Effectsなど、本格的な編集をしたい人向けの必須ツール。
さらに、オンライン講座つきのプランなら「操作に迷わない」安心感があります。
初めての方でも安心!操作サポートつきの講座で、最短で動画編集をマスターできます。
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まとめ|1本の積み重ねが、未来を変える
動画編集は、ひとつの案件を丁寧にこなすことで次につながる副業です。
- クライアントの立場に立つ
- ミスを未然に防ぐ仕組みをつくる
- 小さな案件でも「本気」で仕上げる
これらを意識するだけで、信頼される動画編集者に近づけます。ぜひ、あなたも“最初の1本”を大切に、次のステージへ進んでください。

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